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2度目の渡独(高校3年次夏)現地編1


さあ、私は一年ぶりに、再びドイツにやってきました。

今回、中華航空を使って約20時間の旅をした私は、疲れていたのでまっすぐスイス・バーゼルの Jugendherberge(ユースホステル)に向かいました。
フライブルクのユースが満員だったので、そこに2泊分予約を取っておいたのです。
ちょうど、着いたころにチェックイン時間になり、とりあえず荷物を部屋に運んでゆっくりしてました。

飛行機の中でほとんど眠れなかった私は、少し横になって休んでいたのですが、そのとき、相部屋になる、ひとりの女の子(私より2、3才年上)が部屋に入ってきたのです。
私達は互いに挨拶をし、私は、彼女がドイツ人だということを知りました。
私が、数日後にフライブルクに行くという事を告げると、私たちは意気投合し、しばらくおしゃべりを続けました。

しばらく経って、私たちは夕食を食べに行きました。
たしか、軽く、ソーセージか何かを食べたと思います。
その後、一緒にビールを飲みに行きました。
その時どんな話をしたか、もう、覚えてません。でも、私たちは、結構長い間そこにいました。

辺りが大分暗くなってきたころ私は大変な事に気が付いたのです。・・・すごく眠たいのです。
無理もありません、私は丸2日近く寝てなかったのですから。
しかし、問題はそれだけじゃなく、アルコールのせいか体がおかしいのです。
そんなに飲んでないのにも関わらず、頭ががフラフラし、唇は真っ青のような(鏡見なかったから分からないけど・・・)気がしました。
私は恐くなって、彼女を促すようにして店を出ました。
動いていなければ意識を失いそう(単なる眠りこみ?)だったからです。

しばらく歩いているうちに、私たちは新たな問題に気づきました。
なんと、終電(Strassenbahn、路面電車)を逃してしまっていたのです。
でも、そのショックのおかげか、私の酔い(?)は覚め、すっきりしました。
その後、なんとか徒歩で無事にユースにたどり着いた私たちでしたが、1日目から恐い思いをした私は、それ以来、ほとんどビールを飲まなくなりました。

さて、それから1日経った日、私はフライブルクにいました。
到着した時は、故郷に帰ってきたような幸福感でいっぱいでした。

とりあえず、3日間はユースに予約が取れていたのですが、延長は難しいので、私はさっそく次の住処を探さなければなりませんでした。
結局、ある学生寮の1室に ユースよりも少しだけ安い値段で滞在できることになったのですが、それは、前回の語学留学の時にお世話になった先生のおかげです。

前回、私が入っていたクラスは学校内ではなく、ユースホステルの中の教室で授業が行われていたのですが、その時に駅からユースまでほぼ毎日車で送り迎えをしてくれたのが、その先生だったのです。
私は彼と仲良くなり、何度か手紙の交換もしていました。
私は彼を父親のように慕っていたので、また会いたいと思い、フライブルクに着いたら、まず、彼を探しました。
多分彼は前回のように送り迎えをしていて、ユースに来るだろう、と思っていたので、私はまず、ユース内で彼を知っている人を探したのです。
まず、チェックインの後で、受け付けの人に聞いたのですが、知らないと言われました。
私は少しがっかりしましたが、めげずに、明日教室に行って生徒達に聞いてみようと思いました。

次の日の朝、授業が始まるはずの時間の少し前、私は教室に行きました。
そこには、一人、8才くらいの女の子がいました。
学校の生徒にしてはちょっと幼すぎるので、私はあまり期待していなかったのですが、
「あなた、語学学校の生徒? ひょっとして、このおじさん知ってる?」
と言って写真を見せると、なんと、「知ってるよ!彼に会いたいの?」と言ってすぐに連れていってくれたのです。
そうして私は、捜索2日目にして彼と再会する事ができました。




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